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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.23(木)読了
小山ゆう氏の人気漫画。執筆はかなり昔ですが、面白さはいまも色褪せていません。
下級武士の家に生まれた直角。名前の通り、曲がったことが大嫌いで、性格は直情径行、武士道第一。そんな直角が塾内でさまざまな騒動を巻き起こすという、いわゆる学園物です。江戸時代の長州藩がモデル地域ですね。

直角もいいですが、面白いのが直角の父親。直角が騒動を起こすたびにフラフラと刀を持ち出し、親として切腹して詫びるという始末。こちらも武士道精神あふれる御仁です。城代も面白い。直角の顔芸に大笑いするのが趣味。早く顔芸をしないかとばかりに直角について回ります。そして、直角のカリスマ性と実行力に大いに期待を寄せており、将来、藩を背負って立つ男になる(かもしれない)と期待を寄せています。

その他、濃いキャラが満載です。読み出すと止まりません。やはり小山氏と思いました。
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8.20(月)読了
霊能力者にて元大学教授という異色の経歴を持つ飯田氏。
多忙な生活を送る中、ある日、脳梗塞で倒れてしまいます。死線を彷徨った著者が体験した霊界の様子、そして自分が生まれてきた理由、大いなる宇宙の真理などについて、客観的かつ具体的に現したのが本書です。

スピリチュアリストの間では、人の一生は大まかに決まっているというのが通説です。この学校に入学し、この会社に入社し、結婚、出産、病、そして、このタイミングで死ぬ。こういった大きなイベントは生まれてくる前に自分で計画し、ほぼその通りに人生を歩む。そういった意味で、たとえ大病を患ったとしても、家業が破産して一家離散の憂き目にあったとしても、どのような辛酸を舐めても、その人の人生は「順調」といえる。逆に「順調」ではない人生は一部例外を除いてはありえない訳です。

一部例外とは、たとえば自殺です。自殺を予定して生まれてくる魂はいません。それ以外にもうひとつ、「順調」ではない人生を歩むケースがあります。それが、大いなる宇宙が生み出した進化のための装置です。

・・・・・・ここまで書いて思ったのですが、これを読んで何を言っているのか判った人はかなりのスピリチュアル「オタク」でしょう。多くの人はチンプンカンプンだと思いますし、それが普通です。
何のことを言っているのか知りたい(奇特な)人は、本を読んでみてください。目から鱗がポロポロ落ちます。
8.17(金)読了
広く東洋医学について解説した本。
東洋医学というと、鍼灸、漢方、指圧、マッサージなどを思い浮かべます。しかし、それらがなぜ効くのか、どうしてそれで病気が治るのかを知っている人はあまりいないと思います。私もまったく知りませんでした。

この本を読むと、東洋医学の成り立ちから、なぜ効果があるのかといった疑問まで、すべて知ることができます。読み終えた頃には、「なるほど! そうだったのか!」と、いっぱしの東洋医学の専門化を気取ることができます。自分の体質を知ることができ、どのような漢方を服用したらよいか、生活する上でどのようなことを注意すればよいのかも分かるので、とても役立ちます。

この本は東洋医学の入門書なので、興味のある方は専門書を読んで勉強してみるのも面白いかもしれません。趣味が高じて、いつのまにか鍼灸師の免許を取得、なんてことになるかも?

8.14(火)読了
最近テレビで見ないなと思っていた円広志さん。実はパニック障害という病気にかかっていたそうです。
パニック障害は、広い場所、狭い場所、その他もろもろの状況におかれることにより、心臓が早鐘のように打って呼吸が乱れ、死にそうな感覚に襲われる病気です。聞いているだけでも恐ろしいですね。

当然、芸能界の仕事などまともにできるわけはなく、一時休業して病気療養をしていたそうです。その時の記録が本著です。

芸能界にはパニック障害の芸人さんが結構たくさんいるようです。やはり緊張状態が常に続いている職業なので、普通の人よりも罹患率が高いのでしょうか。IKKOさんもそうだったかな?

最近は、パニック障害も小康状態となっているようで、芸能活動も徐々に再開しているようです。またテレビで円さんのトークを聞きたいなと思います。
8.11(土)読了
「生きがい論」で有名なスピリチュアリスト、経営学の元大学教授という変わった経歴を持つ人です。
生きがい論は経営的な側面もありますが、その多くは「魂」「真理」「あの世」といった内容で構成されています。催眠療法に特化した前世の内容を取り扱っている巻もあります。

なぜ霊能力者が経営学の教授? と不思議に思う人もいるかもしれません。この本を読めば、飯田氏がなぜ固い職業に就いているのか、そしてなぜ霊能本を執筆、出版をしているのかわかります。これは本人の意思ではなく、上からの指令なのですね。いわゆる宿命というやつです。

最初の頃は、霊の存在を感じる自分を気が狂ったと思ったそうです。しかし病院に行ってもどこも悪くないという。それならばと意を決して霊と対話することになりました。そして、迷える霊を成仏させるために、この世に残した未練を断ち切ってあげる「魂のメッセンジャー」の役割を果たすことになります。具体的に言えば、霊魂が伝えたい内容を伝えたい相手に伝えるという困難な役割です。結果は……? 気になる人は本を読んでみてください。

8.8(水)読了
免疫力をアップしてさまざまな病気を治す著者の記録。
福田医師は研究の結果、免疫の低下により病気が引き起こされることを発見しました。では逆に免疫力を上昇させれば病気が治るのでは、ということで、爪の周囲を注射針で軽く刺す両方を開始しました。すると、それまで治らなかった患者の免疫力がアップし、同時に病気が回復してしまったのです。これは副作用が無く、どの病気にも応用可能ということから、福田医師は外科医から鍼療法の名医となったのでした。

交感神経と副交感神経のバランスが大事とのことです。爪周囲を鍼で刺すことにより副交感神経優位にしてリラックスさせるのがミソとのこと。自分で鍼は刺せないので、効果は薄れますが、自分で簡単にできる「爪揉み療法」を提唱しています。時間もお金もかからないので、日々の健康療法としてとてもよいと思います。

福田医師はその他にも類書本を多数書かれています。
機会があればそれらも読んでみたいと思います。

8.5(日)読了
氷室はキザ青年を激戦の末に倒し、見事、名人滝川への挑戦権を得る。その間、さまざまなドラマがあったけれども割愛。知りたかったら読んでください。

さて、名人戦。こちらは無制限一本勝負。
滝川は数日間一手も打たずに長考。持ち時間無制限一本勝負なのでできる超牛歩戦法。両者とも寝ず食べずの試合だったので生命の危機が危ぶまれた模様。おまけに滝川には師匠の寡婦の殺害容疑がかかっており(実は自殺)将棋会館には刑事も張り付いているという異様な雰囲気。完全に2時間ドラマと化しています。

ここでも氷室は激戦の末に勝利。滝川は自我が崩壊してしまい、若干20歳あまりにして余生を精神病院で過ごすこととなる。人間失格も真っ青の展開。

名人位に就いた氷室は名人位返上を宣言。高知に戻ろうとしたが、女性編集者にほだされて撤回。結婚した模様。そして十年後、氷室はいまだ名人として将棋会に君臨(化け物)。対する挑戦者は、あの元名人大原の孫。ここでストーリー完結。

32巻の間にさまざまな人間ドラマがありました。気になるのは岬のその後。勝手に結婚させてほっぽりだされて平和に暮らしているのか。あと、北海道でアマチュア名人となったあの青年は無事に将棋連盟の職員となっている。将棋への熱意と人間性が買われたのでしょう。こちらはメデタシメデタシでした。


8.1(水)読了
めまい、難聴、耳鳴りなどは治療困難な病の代表格として人々を悩ませています。このような疾患は命に関わらないからという理由で、研究がなかなか進まず、薬や漢方などの対症療法で手当てをしているのが現状です。根本的な治療法がないのです。

内科医の七戸医師は、独自の研究結果から、めまい、難聴、耳鳴りの原因としてウイルスが関係しているのではないかと提唱しております。そしてこれらの疾患の患者に抗ウイルス薬を服用させたところ、多くの患者の疾患が消失、改善したのです。

抗ウイルス薬は帯状疱疹やヘルペスなどの病にかかっていなければ処方してもらえず、処方してもらえたとしても100パーセント自費で支払わなければなりません。バルトレックスという抗ウイルス薬は2週間分で2万5千円、ゾビラックスという比較的安価なジェネリック薬品でも8000円かかってしまいます。そのことを七戸医師は批判しています。なぜ、めまい等の患者に抗ウイルス薬が保険適用されないのかと。

本書では88パーセントの患者に改善が見られたと書かれていますが、これは眉に唾を当てたほうがいいでしょう。ネットで調べてみたところ、めまいの患者さんには割と症状を抑える効果があるようですが、耳鳴り、難聴の患者には改善効果がみられないことも多いようです。しかし、このように様々な治療法が出てくるというのは、難治性の病を抱える患者にとってはうれしいことです。他にも様々な治療法が出てくればいいなと思います。
7.30(月)読了
アップルコンピュータの生みの親、スティーブ。ジョブズの伝記本です。
生い立ちから生育環境、アップルコンピュータを設立、アップルコンピュータを追い出された後、NeXT社を設立、ピクサーを買収するに至るまでを詳細な聞き込みを元に記載しています。

本によると、ジョブズは魅力は十分だが、かなりの気分屋だそうです。衆人環視のもとで部下を愚弄する、昨日言ったことと今日言ったことが180度逆、不可能なことを「可能」として物事を推し進める(現実歪曲フィールド)、などです。

才能、魅力ともに十分なジョブズですが、生みの親に捨てられ養子として成長したという可愛そうな一面があります。これが性格に影響しているのか、かなりの情緒不安定のようです。キレやすい、議論の最中に涙を流して泣き出すなど、感情を抑えることができないようです。そのため人との対立は日常茶飯事だったようです。

かなり長い本の上巻になります。読むには時間と根気が必要ですが、これを読めばジョブズとアップルコンピュータに関して知ることができます。

7.27(金)読了
エッセイ集。読んだのが1ヶ月以上前なので、内容はまったく覚えていません。
おそらく、数学、旅行、そして日本人は何たるかという「武士道」について書かれていたのではないかと推測します。

藤原氏は数学者ですが、父親が新田次郎という大御所作家、母親もベストセラー小説を著している文筆家家計に育っています。カエルの子はカエルと言ったら失礼ですが、やはり文章の才能には恵まれているようで、キュートでコケティッシュなエッセイ集を多数書かれています。面白いだけではなく、美しい日本語を書かれているので、数学家ではなく国文学者のような印象があります。

先日、オリンピックの試合でサッカー日本代表がスペイン代表を下すという大番狂わせを演じました。こんなときは、普段日本人ということを忘れている人々も祖国を応援し、歓喜します。こういう感情が「誇り」に繋がっていくのでしょうか。


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