読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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9.22(土)読了
最終巻の15巻以降、読者の要望が多かったのか、装いも新たに16巻が発売されました。 物語は、999でメーテルが地球に降り立つ場面から始まります。地球に戻った鉄郎は監禁されており、そこにメーテルが現れて鉄郎を救う。鉄郎、メーテル、猫のミーくんの2人と1匹で999に乗って再び宇宙に旅に出るという話です。 前回の旅同様、さまざまな星に降り立って鉄郎は自分との戦いを繰り広げていきます。そして旅の途中、太陽が超新星となり太陽系が消滅するという事態に。鉄郎の戻るべき地球はなくなってしまいました。地球を滅ぼした相手、鉄郎たちの今回の敵は闇の存在。鉄郎は今回も自分を知る旅、戦いへの旅に乗り出します。 今回の旅も前回を踏襲していますが、物語性が強くバラエティ性が減少したように思います。前回の方が好きかな。でも、鉄郎、メーテルの魅力は十分に描かれています。18巻以降に期待です。 PR
9月20日(水)読了
体重が太るのはなぜか、それは食べるからだ。 確かにその通りですが、もう少し科学的に説得力のある答えがほしいところ。なぜ太るのか、やせるのかの疑問に答えたのがこの本。太るしくみ、やせるしくみを科学的に説明してくれています。 食べる量を減らして運動をすればやせますが、そこで大切なのは「健康的」にやせているかどうか。必要最小限の食事も摂らずに生活すれば、脂肪とともに筋肉も減って、逆に太りやすい身体になってしまいます。抵抗力も低下し、不定愁訴もでてきます。最悪ですね。これが悪いやせ方です。 よいやせ方は、必要な食事を適度にとり、適度な運動をしながら体重を減らす方法です。そうすれば筋肉量も低下せず、脂肪だけが減少し、健康的にやせることができます。まさに王道。減量に近道なしですね。 あとひとつ。抵抗力の面からいうと、適度に脂肪があることはよいことです。ぽっちゃり体型のほうが抵抗力がつき、長生きできるのは科学的に証明されています。極度に太りすぎでないかぎり、体重はあまり気にしないほうが幸せな人生を歩めるのかもしれませんね。
9.15(日)読了
3.14の数字から始まる円周率。その計算に人生を賭けた男たちがいた。 算聖と呼ばれた関孝和をはじめ、江戸時代に円周率を極めようと努力した人々を、連続短編集のようにして一冊の本にしています。 5つの物語から成り立っていますが、どれも円周率に賭ける情熱、努力という点では同じです。当時の日本は世界中でも数学大国であり、なかには西洋数学を上回っていた箇所もあったそうです。 円周率も世界の中で抜きん出ていた項目のひとつです。努力を惜しまずに物事に取り組む国民性が数学を作り上げていったのでしょう。 物語としてもなかなかのものです。それぞれの人物の人生が興味深く描かれているため、数学に興味のある人はもちろん、興味のない人でも面白く読むことができます。
7月13日(木)読了
漫画で名作を読破、ということで、今回はプロレタリア文学の「蟹工船」。 昨今、ワーキングプアなどの増加によりこの作品が再び脚光を浴びているようです。「おい、地獄さいぐんだで」という衝撃的な言葉で始めるこの小説をいつかは読みたいと思っていましたが、ついに読むことになりました(漫画で)。 面白かったです。主人公の学生の視点から、蟹工船内部で繰り広げられている搾取する側とされる側の様子がとてもよく描かれています。 搾取される側の扱いはほとんど奴隷のそれです。まともな食事も与えらず、風呂も数日に一度だけなので、ノミ、シラミが繁殖して眠れなくなります。搾取する側からの暴行は日常茶飯事。脱走しようものなら、捕まって半殺しの目にあいます。 搾取される側も黙ってはいません。学生を中心にサボタージュを起こしたり待遇改善を申し出たりします。結局は上手くはいきませんが、それでも次第次第に暴行等は減少していきます。行動は起こすものですね。 なかなか面白い漫画だったので、今度は小説で読んでみたいと思います。
9月10日(月)読了
大人気シリーズの第10弾。ついに10巻。すごい。 内容は、それまでのシリーズとほぼ一緒ですが、今回はマンガやライトのベルを題材にしたものがやや多かった気がします。 マンガの内容を科学的に解き明かすとこうなるのか、と、第一巻を読んだときには感動しました。第10巻になった現在でも、その感動は変わりません。よくもまあ、こんなバカバカしいことを本にして……と思う人もいるでしょうが、これはロマンです。ガンダムを実際に作ってみたい、運転してみたいと思った男子は多いでしょう。それです、それこそがロマンです。 柳田氏はロマンを本という形にしました。すばらしい。 いっそのことイグ・ノーベル賞を与えたらどうだろうか、と思ってしまうのでした。
9.7(金)読了
イグ・ノーベル賞というのをご存知でしょうか。ノーベル賞が世紀的な発見、すばらしい発見をした人に与えられるのに大して、イグ・ノーベル賞は、すばらしくバカバカしい発見をした人に与えられる、民間が設立した名誉(?)ある賞です。 動物と話ができる機械「バウリンガル」、「カラオケボックス」などは日本人が発明、イグノーベル賞に受賞した作品です。カラオケは普通にすばらしい発明と思うけど、そこは置いといて。さらに、あのドクター中松は何十年も食事内容をメモに書きとめ、その功績により受賞しています。コツコツ努力していれば報われるという良い例ですね。 結構下ネタが多いのもこの賞の特徴。 オナラネタが多いのには笑わせられた。そんなことに熱心になってどうするの、と突っ込みたくなるような発明、発見がほとんどです。 別になくてもいいけどあったら面白い、そんな賞ですね。
9.4(火)読了
9.1(土)読了
「ホワイトアウト」等のミステリで有名な真保氏が、ギリシャのクレタ島にトレッキングに行ったときの記録。 真保氏は冒険小説を多数書くこともあり、「山岳経験がさぞ豊富なのでしょう」と聞かれることが多いようです。その実、山の経験は非常に少ない。反省した氏はテレビの仕事を引き受け、クレタ島最大の山に登ることを決意したのでした。 クレタ島では、毎日トレッキング、ハイキングの連続です。普通に12時間とか歩いていますから、読んでいるだけで「大変だなあ」と思ってしまいます。テレビクルーは10キロ程度の資材を運んでの山登りですから、気力、体力ともに充実していないと勤まらない仕事だと感じました。 内容は、沢木氏の「深夜特急」のトレッキング版と思えば近いでしょう。淡々と記述されているため、記録作品に近いかもしれません。巡り合った人々との触れ合いや食事風景もあるので、山に興味のない人でも楽しく読むことができると思います。
8.29(水)読了
直角は生徒会長に立候補し、他の候補者を抑えて見事当選。他の学校と交流を持ち楽しい学校にするという選挙公約を実現するために、他校に交流を持ちかける。他校との剣道試合をすることとなったり、女学校の教師、生徒が明倫館に授業参観に来ることとなったりと、公約は守っているかのように見えるが、内容は結構ハチャメチャだったりする。 最後のほうは、若くして城代になったボンクラ息子の補佐としてお城に出仕することになった直角。ボンクラを何とかまともな人物に矯正しようとするも、当の本人は、影で皆が「バカ」呼ばわりしていることにスネてしまい、お城の内外で奇行を行う。しかし直角の懸命な努力と元城代家老のじいさんの策略が見事にハマり、最後の最後にまともな人物となる道筋をつけた西洋かぶれのボンクラ息子。この辺は読んでいて感動しました。 対象年齢は10代ですが、大人でも十分読むに耐えるマンガです。ヒットしたのもうなずけます。 気楽に読めて感動する内容になっていますので、まだ読んでいない人はぜひ。
8.26(日)読了
元大学教授でスピリチュアリストの飯田氏の「生きがいシリーズ」第4弾。 大学を退任して現在は何をやっているかというと、なんと、先に起きた東日本大震災で死亡した人々の、迷える魂を浄化しているのだそうです。 飯田氏は阪神大震災その他、大きな震災、事故の現場に赴き、浮遊霊となって彷徨っている魂を説得、浄化させるという作業をこれまでも行ってきたそうです。そして今回は、東日本大震災直後の福島、原発現場付近まで赴き、霊魂を説得するという危険かつ困難な作業を行います。 本書を読めば分かりますが、非常に危険なことをしています。放射能をモロに浴びる危険があるのですから、肉体に何らかの不都合が起こる可能性があります。そしてなにより、飯田氏の家も損壊しているなかでのミッションです。普通の人にはとてもできないと思います。 飯田氏いわく、阪神大震災よりも遥かに時間が掛かるそうです。ケタ違いの大惨事ですからね。5年、10年、それ以上掛かるだろうと本には書かれています。飯田氏には無理をせずに、魂の浄化作業を行ってほしいと思います。 |
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