読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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2.21(木)読了
大富豪で不老不死を望む人物。彼は9000兆円という巨費と引き換えにチキン・ジョージから不老不死の数式を購入する。不老不死が完成するまでは、幼子の生き血をすすることにより美貌を永らえさせている。 中学生の未婚の母親から生まれた「きよら」。きよらは大富豪の生贄とされそうになり、母子ともに下水道に逃げ込む。行き倒れになりそうになった彼女らの前にドアが現れる。そこはチキン・ジョージの部屋に繋がっていた。 チキン・ジョージは彼女らを哀れみ、きよらたちを救う。そして緑病によって緑色になっていたきよらの髪を黒色に変化させる。彼女たちは記憶を消され中学校に戻されるが、神様に会ったという記憶だけが残る。 世界は緑病が蔓延。生まれた子供の髪は全部緑色で、これは植物性のものだ。同時に、世界中の緑が枯れ果てる。アメリカ大統領を含めた世界中の首脳は、緑から国民の目をそらすため、各地で人為的な異変を起こす。アメリカ大統領はホテルを破壊し、そこから人々を感動的に救出するというシナリオを実行し、世界の人々はテレビに釘付けになる。 チキン・ジョージは、人類は14歳で死滅するという謎の言葉を残し、薬を注入し、記憶の消去&頭脳を退化させる。(ここを境にチキンジョージの瞳がつぶらになります。かわいい。)チキン・ジョージは大富豪に呼び出され、不老不死の秘密を完成させるために働かさせることになる。 ストーリーに終始していましました。 ストーリーが一本ではなく複数あるようで、しかも話がポンポン飛ぶので把握し難いです。妙な怖さがあります。著者は天才ですね。 PR
2.18(月)読了
チキン工場から誕生したチキン・ジョージ。ササミの細胞から目が出て、身体ができて、人間を超える知性を備えているというチキン人間である。彼は、鶏の頭脳を発達させたチキン・ルージーを相棒として、人間の未来を探る。そして、人間の予想外な未来に驚愕し、哀れみをもって人間を滅ぼすことを断念する。人間は14歳までの未来しかないとのことだ。 チキン・ルーシーは自らを、人間に虐げられた動物たちの怨念が作り出した生物と呼んでいる。彼は、地球上の全ての動物を連れ、不老不死の秘密を記した数式と引き換えに手に入れた、9000兆円もの費用を投じて製作した宇宙船「チラノサウルス号」で宇宙へと脱出しようと試みる。宇宙船は完成するが、ジョージはある人間の女性に心を奪われて、地球を去ることを断念する。 巨匠の描いた近未来パニックホラー漫画です。 雰囲気としては「漂流教室」に近いですが、主人公が鳥人間という辺りが、漂流教室よりも非現実感を強いものにしています。わけの分からない怖さがあります。四巻以降も楽しみです。
2.15(金)読了
カレー対決に勝利した味平は、長距離トラックの運転手に連れられ北海道へ。そこではラーメン対決の舞台が待っている。 ラーメン対決に素人代表として参加することになった味平と運転手の兄ちゃん。麺のコシ、量、スープの味、具材など、さまざまな過程を経て、ついに味平は決勝戦に勝ち残った。 決勝戦に登場したのは、カレー対決でともに戦った、屋台ラーメンの兄ちゃんその他。最後の最後、屋台ラーメンの兄ちゃんがラーメン日本一の座を掴んだ。 久しぶりに実家に帰った味平だが、父親の手伝いとして外国人に洋食を振舞った際に、自分の料理の大半を残して帰ったことにショックを受ける。そして「キッチンブルドッグ」の総料理長の元に直談判。もう一度自分を鍛えなおしてくれと。総料理長は、「それならば、外国航路の船の中で料理を勉強したらどうか」と味平に水を向ける。味平はひとつ返事で船上の人となる。豪華客船で旅立つ味平、そこで大団円を迎える。 全12巻の包丁人味平。なかなか面白かったです。最後の2つはカレー、ラーメンと洋食ではありませんでしたが、よくよく考えると、洋食を取り扱った巻はほとんどありません。むしろ和食が多いくらいです。まあ、題名が「包丁人」だからよしとしましょう。
2月12日(火)読了 祖母は双子を「悪魔の子」と呼び、忌み嫌う。双子はそれぞれ祖母の手伝いをするが、実は双子は祖母以上の性格悪。というか、精神異常と言ったほうが適切かもしれない。何せ、殺してほしいと自殺幇助のお願いを受けて、あっさりと殺してしまう。双子を連れにきた母親が爆弾で死ぬと、母親と妹の骸骨を屋根裏部屋に引き上げて、吊るして飾り物にする。普通の感覚ではありません。ある意味ホラーです。 最終的に、双子は父親を犠牲にして国境を越えることに成功します。しかし1人は祖母の家に戻ることを選択します。理由は分かりません。2巻、3巻で秘密が解き明かされるのでしょう。ちなみに祖母は物語の途中で死んでしまいます。 文体は基本的に進行形で、感情を交えない超客観的に書かれています。淡々と物語が進みますが、この文体はホラーやスプラッタに適しているように思います。とても面白かったので、次巻以降も読みたいと思います。
2.9(土)読了
対談本。佐高氏は左翼、雨宮氏は右翼から左翼への転向派。 雨宮氏は、特に若者や若年層の労働問題に力を入れているらしく、フリーターやニート、ひここもりの人たちの労働場所、労働条件について熱く語っています。というか、それに終始しているため、内容に膨らみが欠けている感じがします。 一方の佐高氏は広範な知識、経験を備えているため、雨宮氏にさまざまな話題を振りますが、雨宮氏はやはり、労働問題やオウム事件、右翼活動時代の話題など、自分の経験や知識の範囲内のことしか語ることができません。この辺は知識量の違いによるものでしょう。 面白くないことはありませんが、両者の力の差があり過ぎるため、対談としては一方的になっている感があります。親と子というか、教師と生徒というか。もう少し力量の近い2人なら、より楽しめたかなとは思います。
2.6(水)読了
大衆向けに安くて旨いカレーを提供したいと考えた味平。港湾労働者を相手に濃い味付けのカレーを200円で提供し大流行。労働者のオヤジと暴走族娘、そしてラーメン屋台の兄ちゃんを引き抜いて更なる高みを目指す。 ストーリー漫画にありがちなライバルが出現。「スキヤキ商法」でアメリカンドリームを実現したキザな実業家が、次は日本でカレー制覇を目指すという。駅前に同時出店したデパートの店子として、キザ実業家と味平のカレー屋が激突。果たしてどうなるか。 結局、味平は店子を追いやられますが、デパートの前で屋台を出店して勝負は続行します。めげない味平。キザは価格が500円、一方の味平カレーは300円という価格もあり、勝負は拮抗しています。しかし、屋台という狭さのため、味付けが一種類しか準備できない味平。キザは5段階の辛さを設定している。1種類の辛さで万人が満足するカレーを作るにはどうすればよいかという難題に味平が挑みます。
2.3(日)読了
荒磯の板場という危険な勝負に挑む味平。小船の上で魚をどれだけ大量に焼くことができるかという勝負だ。魚アレルギーで、魚を料理したことのない味平だったが、なんとか魚を食べられるようになり勝負の日を迎える。 勝負の相手はバーナーを使用して次々に魚を焼いていく。一方の味平はまったく動かない。勝負あったかと思ったそのとき、味平はいきなり寸胴鍋に火をかけ、海水を温め始める。そして煮立った海水に次々と魚を投げ入れ、煮出す。煮た魚に串で3筋の焼入れをし、焼き魚完成。 焼いた数では同数だが、魚にちゃんと火が通っていたという理由で味平の勝利。もちろん、煮魚ではないかといった議論もあったが、うなぎの蒲焼と同じ焼き方だと反論して決着。こうして勝利を手に入れた味平だが、安価に洋食を食べさせるという当初の目的を果たすために、賞金1000万円をうっちゃって、大衆のいる漁港に赴く。そこでカレーに目をつけるが……。で、終わり。結構、おもしろかったです。次巻からはカレー編のようです。こちらも期待します。
1.31(木)読了
主人公は腎臓を摘出し、同僚の看護師に与える。生体間移植成功。そして別れを告げる。 その後、主人公は泌尿器科のボスに服従することを条件に関連病院に出向、5年間そこで過ごす。その5年間は、どんな理不尽なことがあっても自分の意見を主張しないということを条件に。そして彼はクール(ロボット?)になる。性格が変わってあまり喋らなくなってしまった。永大に戻ってきて、動物実験による生体間移植用のマウス実験を開始する。 そんな折、動物愛護団体の変質的男が実験室に乱入してきて主人公を襲う。その男に問う。人間は必ず死ぬのに、医師は何故存在しているのか、と。哲学的ですね。 バットで殴られて血まみれになるも、数日入院の軽症で済んだ主人公。病床に今までの登場人物が大挙して見舞いに訪れ大団円。最後はめでたしでした。 ちなみに付き合っていた彼女は、主人公が出向している間に結婚。すべて主人公の優柔不断が招いた結果です。そもそも、他人(女性)に腎臓を与えて見返りを求めない、それを許せる寛大なフィアンセなどそうそういないと思います。仕方がないですね。 新ブラックジャックは問題提起がかなり多い作品となっています。内容も重いです。気軽に楽しむのなら初期の「ブラよろ」のほうがいいかなと思います。
1.28(月)読了
ニュートン、ガウス、エジソン、アインシュタイン、野口英夫……世紀の天才の軌跡を短い伝記風に紹介しています。 副題に「天才科学者」とついているとおり、数学者や科学者、物理学者など自然科学の天才の名がずらりと並んでいます。偉業の紹介はもちろんですが、天才たちの習性やこぼれ話なども収録しているので、彼らの意外な一面も知ることができます。 好きなのは、やはりニュートンですね。天才的な頭脳と超神経質で人嫌いの性格、ある種の病気であったとも言われています。アインシュタインもそうですが、天才とバカは紙一重と言いますか、凡人には及びも付かない発想法、思考回路があったのは間違いありませんね。それを論理的に説明、理論構築できるかどうかが両者の違い。 しかし、天才の人生もなかなか大変そうです。ガウスなどは比較的安定して波風少ない生涯を送っていますが、他の人たちは、病気、妬み、貧乏、自殺など、壮絶な人生を送る人が少なくありません。凡人のほうが幸せなのかなと思ってしまいます。
1.25(金)読了
広島県に古くから伝わる妖怪話を史実にそって(?)漫画化したお話です。 昔から祟りのある岩を度胸試しで踏んでしまった主人公。それ以来、主人公の家では毎晩のようにポルターガイストの様な現象が起きます。噂を聞き伝えた村人が見物にやってくるという、観光名所のようになってしまいました。 おせっかいな村人は、自分たちで妖怪を退治してやろうと主人公の家にやってきますが、みんな顔を真っ青にして帰っていきます。天井が落ちてきたり、天変地異が起こったり、畳が宙を浮いたり。それはそれはすさまじいまでの怪奇現象でした。 最終的には、木槌を振ることにより解決したのですが、どうしてそうなったかは漫画を読んでください。しかし、ポルターガイストってこんな昔からあったんですね。一説では、思春期のエネルギーが暴走して騒動を巻き起こす現象らしいのですが、そういえば主人公も思春期。あながち間違えではないのかもしれませんね。 |
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