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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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1.16(木)読了
大阪夏の陣から家康の死まで。
秀頼と淀君を助けようとした家康だが、両者は籾置き場で自刃。家康の心の傷となる。さらに、息子の忠輝と独眼竜正宗が謀反を企てているという噂が流れ、やむなく家康は息子忠輝に永対面禁止を命じる。

正宗に臣従を誓わせた家康だが、鯛の天ぷらを食べて食中毒になる。そしてついに死去。75歳の大往生だった。

とうとう最後まで読み終えました。漫画でこの長さですから、小説は読み終えるまでどのくらいかかるでしょうか。おそろしくて手に取ることができません。とりあえず歴史の流れは掴めたので、他の歴史物も読んでみたいと思います。
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1.13(月)読了
関が原の合戦から大阪冬の陣までを描いています。
石田三成に勝利して徳川300年の礎を築いた家康ですが、大阪・秀頼の城では不穏な動きが。切支丹信徒や牢人などの不平分子の問題、支倉常長をイスパニアに派遣して、外国と手を握って天下を握ろうとする独眼竜正宗、豊家を残すために心血を注ぐ家康だが、止むを得ず大阪城を攻撃することになる。

大筒を使用して淀君と和議を整えた家康だが、条件は総堀を埋め立てるという厳しいもの。そして10万の牢人を召抱えた豊家は石高不足で禄を分け与えられない有様。大阪城の実権は秀頼にも淀君にもなく、牢人や不平分子たちは将軍家と一戦交えるために再び堀を作り櫓を組み立てる。そんな状況に、織田有楽斎(信長の弟)や名のある家臣たちも逃げ出す有様。豊家滅亡は近いと踏んだのだ。

大阪冬の陣の顛末がやっと分かりました。家康は豊臣家を救うために尽力しますが、豊家は自滅の道を選んでしまったようです。秀吉が一代で築き上げた天下は次代で滅びてしまうことになります。合掌。
1.10(金)読了
文芸社の機関紙。登録すると無料で送られてきます。
今回は2013年春暖号です。1年近く前のものですね。本棚の奥にひっそりと置いてあったので、さっそく読んでみました。

山田悠介氏の新作が出たそうです。「93番目のキミ」というタイトルですが、タイトルにカタカナをつけるのが好きな人ですね。「種のキモチ」「その時までサヨナラ」「リアル鬼ごっこ」……なんとなく稚拙な感じがしてしまうのは私だけでしょうか。

「リアル鬼ごっこ」はテレビドラマ化されたそうです。小説を基としたドラマは小説を超えられないものが多いですが、「リアル鬼ごっこ」の場合はどうでしょうか。10年以上前に小説を読みましたが、文章は荒削りで、ストーリーもご都合主義的だと感じましたが、それなりに楽しめた作品でした。

出版ワードでは、校正と校閲の違いについて書かれていました。
校正は単語や文章の間違いを書き直すことで、校閲は文章の内容の間違いを書き直すことだそうです。知っているようで知らない出版ワード、今回も勉強になりました。

1.7(火)読了
秀吉は天下人になった後、朝鮮半島に進出を企てます。数年に渡り2度出陣しますが、こちらは失敗に終わります。ものの本によると「乱心」ということになっていますが、国内を平定した後に国外に進出するのは、ある意味当然のことかと思われます。まあ、タイミングが悪かったというか、無意味に終わってしました。

豊臣秀吉が崩御後、再び群雄割拠の時代になるかと思われましたが、家康がそれを封じます。石田三成が西軍として家康率いる東軍と戦いますが、勢力は拮抗しているにも関わらず、わずか半日で東軍の大勝に終わります。日和見、裏切り、サボタージュ、士気の違いなど、勝敗を決めた要因はたくさんあります。量より質が顕著に現れた戦いだったと思います。

平和な日本国を築く礎となった家康も60歳を超え、いよいよ集大成に入りました。あと2巻、どのようなドラマが待っているのか楽しみです。

1.4(土)読了
文芸社の発行している無料冊子。登録すると季節ごとに送られてきます。
今回読んだのは2013年初冬号。今年は2014年なので、ちょうど1年前に送られてきたものです。読まずにずっと放置していました。

B4の紙1枚の冊子です。読むのに5分、隅々までじっくり読んでも10分はかからないでしょう。これを「読書」と言っていいかどうか分かりません。まあ、本の紹介などもあるので、読書関連ということでご容赦頂きたい。

内容は、文芸社主催の「絵本大賞」授賞式の様子と受賞作品の紹介、「続 B型自分の説明書」シリーズの紹介(懐かしい)、山田悠介の著書のラジオCM収録の様子など。

出版ワードとして「Cコード」の意味も掲載しています。ISBMコードは国際的なコード、Cコードは日本独自の図書分類コード。勉強になりました。

H26.1.1(水)読了
新春一冊目は徳川家康5巻です。漫画ですが。
この巻で織田信長は明智光秀に討たれます。そして光秀は中国地方から舞い戻ってきた秀吉に討たれ、ついでに滝川との戦いにも勝利し、天下は豊臣秀吉のものに。家康は命からがら領地へ戻る。

秀吉は四国、九州平定の兵を挙げるまえに、後顧の憂いをなくすため、家臣と婚姻関係をもたせた妹(43歳)を離縁させ、家康の妻とするという掟破りの方策に打って出る。家臣はショックから(?)切腹し憤死する。そして、たまらないのは家康。石川数正から、「姫の年齢は43歳」と聞き、「数正、わしは食べとうもないやく餅を無理強いされてゲーゲーいってるような気持ちになった」と答える。ご愁傷さまでした。

家康は大病に罹り明日をも知れぬ身に。鍼灸治療が功を奏して身を持ち直す。そして考えるところがあり、秀吉の妹を妻に迎える。天下の目付となると言って。

石川数正は徳川家を出奔。徳川と豊臣の間を取り持つ役柄として豊臣家へ仕官する。徳川は豊臣に対抗するために北条と手を結ぶ。なかなか分かり難い構図ですが、結局のところ、徳川は豊臣と敵対しているということ。全体図を把握するために頭を使います。

12.29(日)読了
4巻目ですが、1冊が結構長い漫画なので、頭の中がごちゃごちゃになってきました。史実を知らないというのも原因ですが……。

家康は織田と手を組み、武田騎馬隊を鉄砲隊で撃破。織田は浅倉・浅井を滅ぼして天下統一に一歩前進。そんな折、織田から徳川に、息子の信康処分の命令が下る。何とか息子を助けようと画策をするも、結局は切腹の結果となった。それに先立って家康の本妻である築山殿は、信康の助命嘆願のため自害し果てる(実際は部下に殺害される)。

なかなか壮絶な内容ですが、これも戦国のさだめなのでしょうか。家族内で切腹、打ち首なんてちょっと考えられません。それを考えると、今の日本は本当に平和な時代なんだと思います。「息子を殺すから矛を収めて下さい」なんて、そんな発想はさすがに出てこないですから。
12.26(木)読了
精神世界の有名な本を25冊、解説とともに紹介しています。精神世界の本を多数訳しており、自身もスピリチュアリストという山川夫妻が選んだ本ということもあり、安心して手に取ることができます。

この本で紹介している25冊は、スピリチュアルな世界に興味のある人なら、聞いたことがある題名の本、読んだことのある本が多いと思います。私も9割がたは知っている本でした。(読んだ本は数分の1でしたが……)

本の粗筋や要点などを簡潔に記載してくれているので、それを参考にして読む本を選ぶのもよいと思います。他の人が「良い本だと」と勧めてくれるものと、実際に自分が読んで「良い本」と思う本は別なので、解説を読み、ビビッときた本を読むのがいいと思います。

本の表紙もきれいです。夜空にカラフルな渦巻きのようなものが浮かんでおり、神秘的な雰囲気がよく出ています。表紙のきれいな本っていいですね。
12.23(月)読了
今川滅亡~武田信玄死亡までを描いています。
今川家は桶狭間の戦いに敗れた後に急速に滅亡へと突き進みます。それというのも、女と蹴鞠にしか興味のない跡継ぎが原因と描かれています。世襲にはこれがあるから怖い。氏真以外に跡継ぎ候補はいなかったのかと聞いてみたくなります。

武田信玄は、敵陣から聴こえてくる笛の音に耳を傾けている最中に銃殺されたと描かれています。これは史実でしょうか? 徳川家康が天ぷら食べて死んだ類の話と同様、作り話でしょうか。あの時代にもゴルゴ13みたいなスナイパーがいたんですね。

この辺は何となくストーリーが分かりますが、それ以降はさっぱりです。織田が台頭して徳川が馬車馬のように従う内容であっているでしょうか。今川、織田の大藩に挟まれた小藩が生き残るためには仕方がないのでしょう。しかし、その小藩の徳川が日本のトップに立つのだから、人生って分からないものです。
12.20(金)読了
不思議研究所の(ほぼ)季刊の無料冊子。登録すると送られてきます。

今回は2冊入っていました。1冊は通常の冊子。もう1冊は「ベストセレクト声大賞号」と記載されており、中はグッズの紹介でした。オールカラーで30ページ以上、紙質も悪くない。かなりお金がかかっている様子……。

「不思議の友」のほうは、エーリッヒフロムの著書から引用して、愛とは何かという哲学的テーマについて語っています。著者自身の中学校時代の思い出も楽しく読むことができました。

その他、映画「スープ」「ワンネス」の紹介もあり、全体的に楽しみながら読むことができました。「ワンネス」はカンヌに出品もするのだとか。示唆に富んだ内容のようなので、機会があれば一度観てみたいなと思いました。


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