読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
8.15(土)読了
ぴちょんくんシリーズ第2弾。 らんの花のアングーさんを尋ねにいったぴちょんくん。アングーさんはいつものところにいなかった。アングーさんは雨が降らなくなった土地を離れて、住み良い土地に引っ越していったようだ。アングーさんは語る。 「今のここは住み良いけれど、地球が暖かくなって雨が降らなくなったらと思うと心配だよ」 地球が暖かくなってきたのは、どうやら森林伐採が原因のようだ。人間に何ができるかよく考えなくてはいけない、とぴちょんくんは思った。 抽選で当選したダイキン工業の絵本。地球温暖化や森林伐採など、これでもかとばかりに盛り込まれた環境教育絵本。一弾もそうでしたが、小さい子に対してはこれくらいストレートに書いていたほうが訴える力があって良いと思う。 絵本の絵もカラフルに描かれていてなかなか良い。大人が見てもきれいだと思う。本の表面がつるつるしていて好き。素材は硬いダンボールのようなもので、おそらく古紙をリサイクルして作ったのだと思う。エコですね。 今日はクリームパンを食べながら鬼ころしを飲んでみました。ぐっ、さすがに合わない……。ミスマッチな取り合わせはやはりミスマッチな味に終わった。 PR
8.13(木)読了
遺品整理や遺体の消臭、脱臭などの処理をする「遺体・遺品整理業」の社員書いたノンフィクション。日本ではまだあまり認知されていない業種ですが、アメリカなどではポピュラーな仕事だそうです。 遺体といっても綺麗な遺体ばかりではありません。自殺や孤独死など死後かなり経過して発見された遺体は、見るも無残な状態になっています。多数の蛆や蝿がたかり、死体腋や異臭などといったものは凄まじいそうです。普通の人ではそんな状態の遺体を触ったり、部屋の整理をしたりすることは難しい。そこで専門業者がさまざまな処理をする。そんなお仕事です。 遺体はもちろんですが、遺品からもその人のさまざまなことが分かるそうです。凄まじいゴミ屋敷に住んでいたり、エロ雑誌、大量のAVのDVDが保管されていたり、または部屋のあちこちからたくさんの小金、数十万の大金が発見されたり。人の数だけ死あり、現場ありということでしょうか。 日本もこれから本格的な高齢化社会に突入するので、このような仕事は重要になってくると思います。なにしろ死なない人間はいないわけですから。このような業者があるということを知識として知っておくと、いざというときに役立つかもしれません。役立って欲しいものではありませんが。 食欲がないので、冷たいお茶漬けと冷たい鬼ころしを飲んだ。夏バテだろうか? まさかこの本を読んだからとは思えないが……。酒が飲めるのも生きているからこそ、なんとなくしんみりしてしまいました。
8.11(火)読了
『リング』シリーズで有名な鈴木光司氏のエッセイ。タイトルが示すとおり、とてもポジティブで明るい鈴木氏の想いがとてもよく伝わってきます。 高校卒業後にプロのロックミュージシャンになるために上京したが、太宰治の小説を読んで小説家志望に転向。作家になるためには大学に入学しなければならない、と妙な勘違いをして、1年間勉強をして慶応大学の仏文科に入学。ちなみに鈴木氏の高校は東大京大などにバンバン入学している超進学校。なんだかんだいってエリートなんですね。 大学卒業後に作家を目指してフリーター生活へ。26歳の頃に嫁さんと結婚(小学校の頃からの初恋の君)。フリーターと結婚なんて周囲が許しそうもありませんが、「君のような生き方は好きだ」と許してしまった嫁さんの父親も立派。むろん鈴木氏の人柄や人間性あってのことでしょうが。 『リング』でデビュー、『楽園』でファンタジーノベル大賞優秀賞。『らせん』『ループ』などすばらしい作品を多数執筆したのは周知のとおり。ゲームや映画化などもされ一気にスターダムを昇ったのでした。 が、ここまで来るのには大変な苦労が……。年収30万(月収2万5千円ね)という極貧の年もあったそうです。まぁ、嫁さんが学校の先生だったこともあって、いくらかの蓄えはあったそうですが。 この本のすばらしさは、「金がなくてもハッピーに過ごすことはできる」ということを教えていることです。鈴木氏は常に前向きでポジティブでハッピーです。そういうところは見習いたいと思います。 鬼ころしを飲んでほっと一息。アンパンを食べながら飲んだのだが、案外イケる。邪道な食べ方と批判されそうな気もするが、「常に少数派であれ」という鈴木氏の意見に従って告白した次第。次はクリームパンに挑戦するとしようか。
8.10(月)読了
初期ショートショート集。 筒井氏といえば突飛で型外れな文章という印象がありましたが、この作品は割とオーソドックスです。「ケンタウルスの殺人」などはショートショートで推理小説を書くなどしており、結構冒険もしています。オチがあるのかないのか分からない意味不明な作品もありましたが、全体的には良作といえます。 背表紙の著者撮影写真の筒井氏が若い。これに一番驚いた。筒井氏も若い頃があったのだなー、と妙に納得してしまった。手塚治虫氏が漫画の中で「筒井康隆いい男」と書いていたが、なるほどいい男だ。さぞかしモテたことだろう。 本を読みながらゆっくりと鬼ころしを飲んでみました。あまり頭を使わない本なので(さらりと読める)、緊張もほぐれたちょうど良い感じ。2本目に手が伸びそうになるのをぐっと我慢して、読了と同時に寝ることにします。おやすみ。
8.8(土)途中まで
社会のパラダイムの変化を焦点に書かれた本。 岡田氏といえば東京大学で「オタク学」などといった斬新かつバカバカしい授業をやった印象が強く、その印象そのままで読んだのですが、意外と真面目な本でした。真面目すぎて面白くない。普通に学問しすぎている。 内容も大学の頃に受けた政治心理学の授業の副読本にそっくりだったので(どちらかの人が真似をしたとしか思えないほどのそっくりさ)、興ざめして途中で読むのを辞めてしまいました。岡田氏の初めての著作ということで、まぁ、無難な学問の本を出版したんだろうなぁ。あるいは大学の論文か何かかもしれない。とてもアカデミックな内容。 別に悪い本という訳ではないので、社会がどのように人々を洗脳しているのか、それによって現代消費社会が成立しているのかを知りたい人は読んでみたらいいと思います。 商品を売るには商品の質もさることながら宣伝も非常に大切、そしてそれが「洗脳」の域に達することもある。鬼ころしも宣伝しなければ「鬼ころし」ブランドとして定着することはなかっただろう。そしてこのブログも宣伝の一端をになっている(か?)、と思いながら冷で鬼ころしを飲んだ。ふぅー。
8.6(木)読了
小説の書き方のハウツー本。著者は小説新潮の元編集長。朝日カルチャースクールで小説の書き方の指導経験あり。 まず編集者が小説作法の本を出版するというのは結構珍しいと思います。普通は作家が書くものですが。とはいえ、作家とはまた違った視点や意見をお持ちのため、参考になる箇所はたくさんありました。 まず、作家は普通のサラリーマンと同様に毎日作業しろ、ということ。作家は特殊な職業であると同時に、作業仕事の一類型である。サラリーマンが朝9時から夕方5時まで働くのに、作家が「今日は疲れているからパス……」などというのはおかしい。他の仕事と同様に毎日やりなさい、と指摘しています。当たり前なんだろうけど、それができないから困っちゃうのが人間。しかしそれを乗り越えないと作家としてのデヴューはおぼつかない。 心構えや書き方などといった総論から、創作講座の活用方法、デヴュー方法といった各論まで網羅されています。バランスのとれた小説作法の本だと思います。 今夜も鬼ころしを飲んでいるが、「酒などのんで楽しんでいてはデヴューはおぼつかない」という叱責が本から飛んできそうでちょっと怖い。多少のアルコールは緊張がほぐれて筆もスイスイ進むようになる~、という人も多いだろうが、筆が進むのではなくスベるような気がする。だって、翌日読み返したらボロボロだもの。
8.5(水)読了
厚生労働省の役人、白鳥と合同調査を始めた田口医師。白鳥が多彩な聴き取り調査を続けることにより、次第に事件の骨格が見えてくる。チーム・バチスタの連続した手術の失敗は、チームの一員である麻酔科医の仕業だった。4例目の術死者が出たさいに死体をMRAで検査した結果、麻酔に毒物を混入させて殺したのだ。 桐生は緑内障を隠して手術していたことを告白。これを期にチーム・バチスタは解散。メンバーはさまざまな場所に散っていく。 第五回「このミス」大賞受賞作は伊達ではなかった。キビキビと小気味良い文章、プロット、キャラの立ちかた、ミステリはほとんど読まないのですが、これはエンターテイメントとして面白い。途中でダレることなく最後まで読み進めることができた。 特に白鳥のキャラは最高。奥田英郎氏の人気シリーズの精神科医、伊良部一郎を思い出して笑ってしまった。 海堂氏は他にも2冊の本(いずれもミステリ)を刊行しているようなので、いずれその本も読みたいと思う。 ミステリは頭を使うので、酒を飲みながら読むと訳がわからなくなってしまう。そのため今晩の鬼ころしは読書後に痛飲(ってほどでもないか)。じんわりと頭が痺れて疲れた頭を解きほぐしていく……なんか晩酌が日課になってきた。外科医はこんなことできないんだろうな。
8.3(月)読了
バチスタ手術を手がけるチーム・バチスタ。ほぼ100%を誇っていた術式のため、チーム・バチスタの奇跡と呼ばれていた。そんなパーフェクトなチームが3例続けて失敗、患者を死亡させた。リスクマネジメント委員会を招集する前段階として、病院長から失敗の原因を探るように言い渡された田口。神経科の不定愁訴外来というポジションにいる窓際だった。 田口はチーム・バチスタの6名に聞き取り調査を始める。それぞれがミスの原因に頭を捻っていたが、執刀医の桐生に対しての信頼の念は共通していた。田口は手術に立会い、見事バチスタ手術は成功。チームはほっとしたが、2つ目の手術でまたしても患者が死亡してしまった。田口は自分の手には負えないと、病院長にリスクマネジメント委員会の招集を直言し、受け入れられる。 2007年の「このミス」1位。海堂氏は現役の医師ということもあり、物語の中に現代医療の抱える原因を巧みに書き込んでいる。キビキビした一人称の文章は読んでいて心地よい。スピーディさも感じる。最初の数ページを読んだだけで面白い作品だと感じた。下巻が楽しみだ。 中華料理と一緒に鬼ころしを飲んだ。中華料理にも紹興酒や老酒、花梨酒などの酒があるため、日本酒との相性はなかなか良い。逆にフレンチと酒との相性は最悪だ。どうも生クリームと酒は相容れない仲らしい。手術のチームもそうだが、相性はとても大事だ。1+1が2なら良いが、相性次第では1もしくは-にもなりかねない。相性を大切にして酒も飲みたいものだ。
8.3(月)読了
21人の売れっ子作家の対談集。作家の読書暦、どのような本や作家が好きか、作家になろうとしたきっかけなど、知りたくても知ることができない情報がたくさん載っています。 もともとはWEB上で始めた作家へのインタヴューでしたが、好評だったのか書籍出版の運びとなったようです。しかも第2巻。読者としてはたまらない情報ですから、当然です(言い切る)。 ざっと読んでみると、やはり作家となる人は幼い頃からたくさん読書している人が多いですね。そのなかでも糸山秋子さんは小学生の頃、ありとあらゆる動物関係の本を読み漁り、三年生でダーウィンの『種の起源』を読破したそうです。早熟というかなんというか……。小学校時代は年間500冊ほど読んでいたというから2度びっくり。まさに本の虫ですね。 読書暦は人それぞれですが、多くの人に共通して読まれている本があるのも事実。それらの本をピックアップしてこれからの読書に生かしたいと思います。 ちなみに私が読む本はほとんど日本人作家の本です。これを偏りといわずしてなにを……ということで、これからはなるべく様々な国の作家の本も読んでいこうと思います。 食後に鬼ころしを啜るのが最近の日課になっている。冷で飲んでも、燗で飲んでもそれなりに旨い。読書も偏ることなく様々な国籍の様々な作家、ジャンルを読むのが大切だと思った。
7.31(金)読了
元たけし軍団の一員で現在は東国原宮崎県知事の政務秘書として活躍している吉川氏の自著。吉川氏は最初は俳優をしており、土下座してたけし軍団に入門、そこで2歳年上のそのまんま東と馬が合い彼の弟子となる。お笑いの道に別れを告げて飲食業を営むが東との縁は切れず、東が県知事選に出馬するときに選挙要員として宮崎県入り、そのまま当選した東の政務秘書となる、という波乱万丈な経歴の持ち主です。 さすが二十四時間東県知事と一緒に生活しているだけあって(同じマンションで生活している)、東氏については裏も表も熟知している吉川政務秘書。スケジュール調整からパンツの用意までまさに芸人の弟子そのものの活躍ぶり。自身、政務秘書というよりも、売れっ子タレントのマネージャーといったほうがピッタリくると言っています。 タイトルにもあるように、東県知事は夕食にピザのデリバリーをとる頻度が異常に高いそうです。だいたい月に8日はピザ。それも毎回同じ味のものばかり。ピザピザピザピザ……秘書のほうが根を上げてしまい、「知事、まさか今夜もピザですか!?」。先輩に文句も言えず、現在もがんばってピザの毎日を過ごしているそうです。 本書の最後にも書かれていますが、東知事が国政に参画したら、吉川氏は秘書を辞めるそうです。自分はそこまでの器はない、将来は宮崎で会社の経営をしたり、森林インストラクターとして活躍したいと夢を語っています。まぁ、東氏が吉川氏を離さないでしょうね。ふたりはそれほどの「腐れ縁」なのですから。 宮崎県は焼酎の産地として有名だそうですが、鬼ころしもなかなか良い。値段もリーズナブルだし。東知事も酒は好きなようで、酔うと下品な話をするそうだ。鬼ころしを飲んで下品な話をしたこともあるのだろうか? 想像できないなぁ……。 |
カレンダー
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
最新記事
(06/30)
(05/31)
(04/30)
(03/31)
(02/29)
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(09/30)
ブログ内検索
最古記事
(01/08)
(01/09)
(01/09)
(01/10)
(01/11)
(01/12)
(01/13)
(01/14)
(01/15)
(01/16)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アーカイブ
アクセス解析
|