読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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7.24(火)読了
耳鳴りの本です。 耳鳴りには高音域のキーンという音、低音の音の大きく2つに分けられます。そして、低音の音は疾患を治療したら割と治るケースもあるそうですが、高音の耳鳴りは治すのが難しいそうです。耳の中の聴力を司る細胞がダメージを受けているケースが多く、聴力細胞は一度傷ついたら不可逆的なのが理由だそうです。 本著は耳鳴りを治すのが主眼ではなく、耳鳴りがあっても大丈夫、気にしないで明るく毎日を過ごそう、そのためにはどのような心構えでいるのがよいか、といったことがコンセプトにあるようです。QOLを高めるのが主眼ですね。 耳鳴りはとても気になるものです。ある調査によると、約800万人の日本人が耳鳴りで悩んでいるそうです。将来的に耳鳴りの治療法が発見でき、不快な耳鳴りが治るようになればいいなと思います。 PR
7.21(土)読了
「笑点」で有名な元気いっぱいのこん平師匠。いつも明るい師匠に、ある日突然病魔が襲います。 その名も多発性硬化症。とても珍しい病気のため、診断名が下されるまで時間がかかったそうです。 こん平師匠は以前にも癌を患ったことがあり、その時の経験が多発性硬化症になった際にも役立ったそうです。病気は治るもの、という心構えができていたから耐えられたのでしょう。 本著には、師匠が生まれた頃から現在の闘病生活に至るまでの記録が余すところなく記述されています。病気がクローズアップされているというわけではなく、新弟子時代の苦労、高座に上がった時のよろこび、若くして一門を率いていく苦労など、読んでいてとても感動します。 大変な病に冒されてしばらくこん平師匠の姿をテレビデ見ることができなくなってしまいましたが、病を克服して元気なお姿を見せてくれる日が来ると信じています。
7.18(水)読了
氷室はA急順位戦でも順調に勝ち進む。3回戦で戦った天空は不治の病に冒されており、盤上を真っ赤な血に染めながらも最後まで将棋を指し続ける。氷室の勝利。いつぞやの名人のように盤上で死ななかっただけマシかもしれない。 その次の戦いは、C級戦で病の中氷室と戦って敗れた青年の師匠筋。ちなみに病の青年(いきなりスキンヘッドにした彼)は、その後、死亡したそうだ。その時の棋譜をまったく同じように再現し、最後の一手で氷室は敗れることになる。1敗目。そして、その次の戦いでも氷室の敗北2敗目。 後がない氷室はあの天才少年(名前忘れた)との対決。氷室、精神状態、肉体状態悪い中でも頑張って指し続ける。しかし旗色悪し。ここで負ければ名人滝川との勝負はできなくなる。ちなみに滝川は師匠夫人との浮気が週刊誌にリークされ、そんなこんなで、今期の名人戦を最後に引退することを宣言。こちらもシビアな展開となっています。続く。
7.15(日)読了
氷室、天才少年宗光ともに順調に昇段していき、C級からついにはA級棋士になる。そしてなぜか宗光はイメチェンし、明るい純朴な少年からイケメン青年へ。真ん中から髪を分けています。 氷室はB級最終戦の1つ手前で師匠の虎丸を倒し、全勝でA急に昇進。かたや虎丸、氷室に負けて最終戦でB級1組から降格。しかし最終的には虎丸は別れた妻子と再び寄りを戻すことができたという涙無しには語れない物語となりました。 A級棋士はヘンタイぞろいでした。 自らを蛇として顔中にハチマチを巻きつける男、なぞなぞ大好きの巨大財閥の有閑御曹司など。いくらなんでもここまでイロモノぞろいだと現実感もなにもありません。強くなればなるほどヘンタイが多くなる気がします。そしてそのトップが滝川。彼はナルシストでマザコンで精神病的ですね。
7.12(木)読了
岬の親代わりであるプロ棋士は名人戦で滝川と戦うが、あえなく敗戦。しかし最後に岬に「がんばれ、負けるな」と声をかけられ、将棋に負けたが得るものもあった。 B組の順位戦が近いということもあり、主人公と岬は離れることに。これでしばらく岬の出番はないでしょう。そしてこんどは16歳の高校生にしてプロ5段という天才男子登場。いかにも現代っ子といった感じの彼はデジタル世代。この時代(90年代前半)では珍しいパソコンを駆使して将棋をしている。そんな彼も、C組の順位戦の最後の最後で氷室に逆転負け。99パーセント勝利していたのに最後におおポカをして負けるというのは、このマンガでは定番ですね。しかしそれぞれ無敗と1敗でめでたく昇級。 まあ、何とか順調に勝ち進んでますね、氷室は。この調子でA級まで上り詰めて、最後に名人戦を戦って欲しいものです。
7.9(月)読了
いわゆる悪徳商法をマンガで描いたもの。 英会話、絵画、結婚相談所、毛髪、手相……。街でキャッチセールスに遭って、そのまま建物の一室に案内されたら無理やり高価な商品を買わされた。そんな話を聞いたことがあります。 このマンガはその実例。取材者がわざとキャッチにあって建物に潜入、悪徳商法の手口を体験します。 本やマンガで読むと、なぜこんな商品を購入するのか疑問に思ってしまいますが、軟禁状態で複数人に無理やり口説かれたら、おそらく精神状態が普通ではなくなるのでしょう。そして信じやすい人や気の弱い人が断りきれずに購入する。いやな商法です。 こういう本を読んで悪徳商法の手口を知っていると、実際に自分がキャッチにあっても被害を避けることができるかもしれません。まさに知識は力です。
7.6(金)読了
エッセイ集。2週間以上前に読んだ本なので、内容はすっかり忘れています。 数学の話、海外旅行の話、雑感など、話題は多岐に渡っていたと思います。割と真面目な話が多かった気がするのですが、それでも折に触れて茶目っ気が出ているのはいかにも藤原氏らしいと思いました。 藤原氏の母親が書いた「流れる星は生きている」のことも話題に出てきたような気がします。少し前に読んで読書日記にも書きましたが、藤原一家は満州から引き上げるにあたって、筆舌に尽くし難い苦労を重ねたそうです。誰一人死なずに日本に戻ってきたのは、ある意味奇跡です。その時、藤原正彦氏はわずか3歳でした。 エッセイ集は面白いのですが、彼の純粋な小説はまだ読んだことがありません(私小説はのぞく)。ぜひ一度、純粋フィクションの小説を書いてもらいたいと思います。
7.3(火)読了
氷室は順調に勝ち続け、1回目の挑戦で見事新4段(プロ)になる。相手を気遣わない勝ち方に批判もあるが勝てば官軍の世界。おちょくりながらも勝つというのは凄いことだと思う。人間的にはどうかと思うが。 さて、名人の滝川はおかめのお面をつけて氷室のもとへ。将棋屋さんの店内で滝川名人VS氷室プロの戦いが繰り広げられる。氷室プロ、99パーセント勝利していた将棋を大チョンボで負け将棋としてしまう。これが名人の名人たる所以なのか……。 ちなみに前名人のおじさんは氷室との対局中に壮絶な死を遂げる。酸素ボンベをつけながら将棋を指すのもすごいが、「棋士たるもの盤上で死ぬのは本望」を実際に遂げたのは天晴れとしか言いようがない。キャラが濃かっただけにいなくなると寂しい気もします。
6.29(金)読了
図書館で借りて、久しぶりに「月下の棋士」を読み直しました。 ブックオフで売り払って数年、久しぶりに読むと、見事に内容を忘れていました。プライドの高い前名人がいたり、ナルシスト気味な名人がいたり。ラッキーカラーの服を着て、その日のラッキーの星の数で物事全てを推し量ろうとするプロ棋士がいたり。個性豊かな面々が勢ぞろいです。 プロ棋士になるためには奨励会に入会し、厳しい戦いを勝ち抜かなければなりません。奨励会に入会するだけでものすごい実力の持ち主であることに間違いないのですが、その中で上に行くためには努力努力の毎日だそうです。そんな中でも主人公の氷室将介は、あまり真面目に将棋の練習をしている様子はないのに、いとも簡単に奨励会に特別入会し、上にあがっていきます。いるんですよね、こういう天才肌って。 とりあえず23巻まで図書館にあったので、随時借りて読んでみたいと思います。
6.27(水)読了
俳優、黒沢年雄の人生記。 黒沢氏は高校生の頃に母親を失い、次第にやさぐれた生活に陥っていきます。しかしその後、寝食を忘れて働き、ついには映画の大俳優にまで上り詰めます。文字で書いたら簡単ですが、実際は苦労、努力の連続。本当に凄い人だと思いました。 そんな黒沢氏が始めてがんになったのは1992年。さすがに衝撃を受け、うろたえてしまったようです。しかし持ち前のポジティブな性格でがんを克服し、再び俳優として活躍します。 一時、不況のあおりを受ける形で俳優の仕事が途絶えた際にも、娘のプライドを捨ててバラエティなどに出演したら、という言葉に動かされ、バラエティにも頻繁に出演することになります。「オウミ住宅」などのコミカルなCMに出演して人気を博したのは記憶に新しいところです。 さて、そんな黒沢氏に再びがんが発症します。2回目のがんということもあり、初回よりかは落ち込まなかったようです。慣れといえば簡単ですが、やはり経験は大きいでしょう。そして見事にがんを克服し、再び芸能界に復帰されました。 この本の大きな特徴はポジティブさだと思います。どんなに苦しくても明るく笑顔で生活していれば病は寄り付かない、と本に書いてありましたが、そのとおりだと思います。元気の出る本なので、お勧めです。 |
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