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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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10.22(月)読了
ライトノベル。ある日、空から小さなシスターさんが降ってきた。名前はインデックスと言い、記憶を失っている。そして、なぜか魔術結社から追われているという。

超能力の町で起こった魔術師騒動。超能力ゼロの主人公はインデックスと、それを追いかけてくる魔術師たちにより平穏な日常生活が脅かされることに。ただひとつの武器、すべての能力を失効させる右腕を用いて。

とても評判の良いライトノベルなので読んでみました。
感想は……、面白くないことはないのですが、中学生前後を対象に書かれた本という印象を受けました。ストーリーが少々ご都合主義なところがあり、単なる一般高校生の主人公が魔術師相手に対等に立ち回れるところも気になりました。いくら右腕で魔術を阻止できるといっても、攻撃を受け止められなくて即死でしょう、普通の人間は。

それでも、インデックスには魅力があり、記憶を失った理由なども興味深かったです。ビリビリ中学生はどこにいったのかな?
10代の頃に読んだら面白かったのかなと思います。
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10.19(金)読了
高齢化社会の昨今、政府主導による70歳以上の老人たちの生き残りを掛けた壮絶なバトルが始まる。町内の老人たちに戦わせ、生き残った1人のみが余生を送ることを承認されるという仕組みだ。老人問題を解決して、現役世代の負担を軽減しようという、誰もが考えつくが決して実行には移されない制度が、この小説の世界では実行に移されています。

武器の使用もOKという訳で、老人たちは包丁、毒薬、鉄砲、ライフル、手榴弾、果ては肉弾戦で相手を殺していきます。筒井康隆の小説ということで、ちょっとギャグチックの描写となっていますが、内容は結構エグいです。果たして人間は自分の生命が掛かっていたら、こんなに簡単に他人を殺せるのでしょうか?

元ネタは「バトルロワイアル」ではないかと思います。あと、「リアル鬼ごっこ」も少し入っています。
超高齢化の現在、いつかこのような制度が導入されるかも。(いやされない)
10.16(火)読了
新版のゴーマニズム宣言。「ゴーマニズム宣言暫」という本がありましたが、「暫、暫」と連呼してページ数が減少するのを作者が嫌い、「NEO」として新装開店することになったようです。

沖縄論、台湾、中国関係、チベット問題などを取り上げています。特にチベット問題は日本人があまり馴染みのない問題にも関わらず(そうでもないか?)、紙面を割いて詳細に書かれています。中国がチベットに侵略し、高度な自治という名目上の自治制度を押し付け、その実は属国以下の奴隷国家として扱っている実情がよくわかります。

今回は取材旅行の写真を多数掲載し、みなちゃんの写真まで掲載し、内容も重厚で読み応えがありました。漫画でここまでの内容を書ける人は小林氏くらいのものでしょう。
内容をすべて鵜呑みにすることはできませんが、読む価値のある本だと思います。
10.13(土)読了
若かりし頃の浅田次郎氏が行ったヤバい仕事の数々。その内容を赤裸々に綴っています。
サラ金の取立て、美人局、保険調査員サギ、はっきり言って犯罪です。そしてその内容はヤクザそのもの。日本には時効という制度があるが、こんなことを書籍にして販売していいのかと、読んでいて他人事ながらハラハラしてしまいました。

この書籍の内容が本当だとしたら、よく現在生きているなと。運がよいのか、才能があるのか、現在では日本ペンクラブの会長までなさっているのですから天晴れというほかありません。作家ではなくてあっちの世界で頑張っていれば、今頃、一家を構えて名のある親分になっていたのではないかと、少々悔やまれます。もとい、よくこっちの世界に戻ってこれたなと。

まだ読んでいない人はぜひ一読を。はっきり言って、引きます。ドン引きです。
10.10(水)読了
まんがで読破シリーズ。今回は超有名な「種の起源」。これって小説ではなくて論文なのでは?
内容はダーウィンの伝記のようなものです。彼が世界のあちこちを巡って考古学上のさまざまな発見をして、ついには、人間は猿から進化したという「種の起源」を著します。

発表当時もそうでしたが、現在でも「種の起源」はキリスト教からは受け入れられていないようです。旧約聖書の最初に神が人間を創ったというくだりがあるから、猿から進化したのではないということです。まぁ、猿も人間も神が創ったといえばそうなるのだろうから、どちらでもいいと思いますけどね。言葉遊びに過ぎないような気がします。

それはさておき、ダーウィンの生涯かわかりやすく、面白く描かれているので、伝記を読むのが面倒な方にはお勧めです。30分もあれば読める分量ですから。
10.7(日)読了
戦争マンガ。第二次世界大戦末期の南洋諸島での日本軍の記録。ノンフィクション。
米軍との絶対的な物量の差があり、食料、物資ともに底を尽きた部隊は玉砕覚悟で敵陣に切り込みを敢行することに。事実上の自殺だが、若き職業軍人の美学のために多くの部下は命を失う。
病気、怪我、その他の理由で生き残った兵士たちは部隊に合流するが、そこで彼らは非国民呼ばわりに。玉砕の命令が出たにも関わらず生き残るとは何事だ、というわけです。

生き残っても地獄、彼らは上官の命令に背いた罪で死刑を言い渡されそうになる。その前に彼らは再び敵陣に切り込み玉砕を果たす約束をする。

何ともやりきれない話ですが、実際にあった話です。そして当の上官は、結果を伝える役目があると玉砕に加わりません。そんな都合の良い行動に部下は上官を殺してしまいます。と、これは創作。実際は上官はちゃっかり生き残ります。

戦争の悲惨さが十分に伝わるマンガです。わずか60数年前に日本でこのようなことが行われていたとは信じられません。二度と戦争は起きてほしくないですね。
10.4(木)読了
タイトル通り卓球マンガの「ピンポン」。数年前に映画化もされたので知っている人も多いでしょう。
主人公は卓球の才能と実力を兼ね備えている高校生「ペコ」。サブ主人公として、ペコの幼馴なじみで卓球の実力者「スマイル」。笑わないからスマイルと名付けたとペコは語っています。

スマイルはペコに遠慮してか、常に目立たないように、力を出し切らないように卓球を打っている。それがある時を境に、ペコに追いつき追い越せの勢いでぐんぐん卓球の実力を高めていく。ペコと打ち合った人に言わせれば、「まるでサイボーグのよう」な打ち方だそうです。

読んでもらえば判ると思いますが、かなり感動する作品です。よくあるストーリーなのですが、この作品にはパワーを感じます。
映画化された際にペコ役の窪塚がマンションから転落するという事故がありましたが、マンガの中にもペコがジャンプして落ちていく場面があります。あー、これを見て窪塚もジャンプしたのか、と妙に納得してしまいました。
感動する良作なので、一読をお勧めします。
10.1(月)読了
いわゆる「なるにはBook」です。なぜ鍼灸、マッサージ師かというと、最近、身体の不調が重なり、けっこう辛い状態に。そんなときに身近にひとりマッサージ師がいたら便利だなぁ……、と思い読んでみました。

鍼灸、マッサージ師はれっきとした国家資格なので、生業とするためには試験に合格しなければなりません。そのためには専門学校に入校しなければならず、そのための費用がかなりかかります。普通に文型の私立大学に通うのと同等以上の費用と思えば間違いありません。3年間通い、試験に合格して晴れて免許を取得することができます。けっこう大変。

師業の魅力は独立開業。実際にはどこかのお店で見習いとして経験を積み、お金と経験と貯めて独立開業する人が多いでしょう。福祉施設や病院にサラリーマンとして入るのもひとつの手です。高齢化社会の現在、需要は高いと思います。

そのためか、最近は鍼灸、マッサージ師を開業する人が多いように思います。私の住んでいる地区は老人比率が若干高いためか、1キロ圏内に5~6店舗、鍼灸、マッサージのお店があります。乱立状態ですね。収入も平均して月20万円程度と、そう高くはありません。大卒サラリーマンの初任給程度ですね。この世界にやりがいを感じる、という人にはお勧めの仕事といえるでしょう。
9.28(金)読了
「刑務所の中」で自身の刑務所生活を赤裸々に告白した花輪氏。今回はその続編、なぜ刑務所に入ることになったかを赤裸々に告白しています。結構ヤバイ話になるためか、江戸時代の訳の判らない少女たちの物語を入れ子形式で挿入しています。ちなみにマンガです。

銃刀法違反ですね。銃器マニアのようで、友人、知人のマニアと一緒に芋ズル式に逮捕されたようです。一応、ヤバイ武器の類は袋詰めして地中深くに埋めたのですが、刑事が捜索に来ると、「ここまでか」といった感じですぐにゲロしてしまいます。諦めが良い性格のようですね。

銃刀法違反で捕まる話は面白かったですが、江戸時代の話もなかなかです。はっきりいって訳が判らないのですが、登場人物が個性的で、物語の内容も個性溢れるものだったので、楽しく読むことができました。好き嫌いが分かれる作品でしょうね。どんな物語かは、読めば判る、です。

9.25(火)読了
今回のテーマは光と闇のようです。鉄郎、メーテルといった光の側の存在が闇の存在と戦うという、とても分かりやすい図式で物語が進行しています。

トチロー、エメラルダス、ヤマトなどの存在が毎回のごとく登場するのも特徴のひとつ。最初の旅では数巻に一回登場していたので、「おっ、出た」と思いましたが、今回は999に付き従うように宇宙を飛んでいるので、感慨はあまりありません。たまに出るほうがよかったな。

降り立った星での活躍も少ない。前回の旅では星での探検、活躍が中心だったけど、今回は旅は少しだけで、999でのアクシデントの場面が多い気がします。星の存在の様子や鉄郎の活躍を期待していたので、ちょっと残念です。次巻以降に期待します。



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